住職の日記帳

<<前のページ | 次のページ>>ジ>>
2006年6月9日(金)
初、鹿児島!

 荒行の初行が一緒で、池上の同じ法縁のお寺である鹿児島教王寺の冨田上人の師父上人の本葬儀で鹿児島を訪れた。
 はじめてということで、カミさんを連れて2泊3日の旅行となった。1日目は鹿児島のシンボル桜島へ。タクシーに乗って1時間コースを堪能した。溶岩に覆われた山肌が雄大であった。この次の日60年ぶりの噴火があった。
 2日目は、本葬儀。先代上人は法華経寺執事長時代に青森にお出で戴いたことがある。再会叶わなかったが、お別れの式に集まった旧知の友等と再会することができた。上人の計らいだろう。
 3日目は、特攻隊基地があった知覧へ足をのばした。特攻で散った17歳から20代の若い青年のあどけない笑顔に目頭が熱くなった。男性ガイドの言葉の一つ一つが胸に響いた。
 鹿児島の印象は実にみんな親切だった。気候と同じように暖かい人が多かった。

2006年5月17日(水)
山菜の季節

 お寺の裏山にも、山菜の季節到来です。本堂からわりと近い場所にも、タケノコ、しどけ、タラの芽、山ウドなどの山菜が見られます。
 朝のお勤めの後、いつもの場所を見てみると(内緒ですが・・・)、ちょうど食べ頃(上の写真)に。他にも何本かあったのです(下の写真)が、来年の為に伸ばしっぱなしにしておきました。
 夕飯に、カミさんのご指導のもと、自ら一人前だけ天麩羅にしていただきました。ビール片手に、熱々の春の香りを抹茶塩で。うまい!ごちそうさまでした。

2006年5月8日(月)
お寺の桜も満開!

 ここ2〜3日の陽気で、お寺の桜も満開となった。今日は空も青く晴れ渡り、一層桜を美しく見せた。
 今年は、開花も遅れ心配していたが花芽の着きも良く、知る限りでは一番の花の様な気がする。
 開山上人の碑や、歴代の墓地の桜も、老木ではあるが若い樹に負けないほど勢いのよい咲きッぷりであった。 
 しばし、見とれた昼下がりでした。

2006年5月6日(土)
新聞で「寺報」が紹介。

 去る5月1日「弘法寺だより」が地元紙の東奥日報夕刊で紹介された。県内には、寺報では先輩達が沢山いる中、創刊3年目にして若輩が、うれしいような、申し訳無いような気分。
 先代は、50年間600号を数えた。その後を継いだ形だが、あまり宗教くさくないのが良かったらしい。あちらこちらから「見ましたよ」の電話やメールを頂いた。
 また、「新聞でみて・・・」と、電話や手紙で相談まで受けることになり、小さな紹介欄だが、その影響の大きさに驚かされた。気を引き締めなければ。

2006年5月3日(水)
さくら5分咲き

 坂の途中の桜が、昨日今日の暖かさで5分咲きです。
芦野公園は、まだ、1〜2分咲きでこれから一気にさくのかな?

2006年4月30日(日)
 遅い春
 お墓の椿が満開です。いつもは、その赤い花と重なるように、ピンクの桜の花が咲き誇るのですが、今年は未だ開花宣言出来ません。
 坂の途中にある桜が一番開花が早く、濃いピンク色の花がきれいなのですが、今日もひとひらも開いていませんでした。4月に入ってからの低温が、響いているのでしょう。
 でも蕾はだいぶふくらんで、いつでも「咲くよ!」と言っているようです。連休半ばには、弘法寺も花見頃かな。
2006年4月5日(水)
八甲田山はまだ冬

 青森の延寿寺さんの祭礼の後、開通になったばかりの八甲田山に寄ってみた。麓は雪もだいぶ解けもうすぐ春を思わせる陽気だが、山はまだまだ雪深い。
 この日は珍しい現象で、霧が立ちこめ木々の枝に付いた霧氷の様な、樹氷の様な氷の粒が幻想的な風景を見せてくれた。
 睡蓮沼付近は、まだ数メートルの雪で、沼はもちろん、トイレの建物もまだ雪の下であった。
 この後、もう少し晴れてくれたら、キラキラ光る樹氷を見ることが出来たかも知れないが、山の自然にそれを求めるのが間違いだろう。

2006年3月21日(火)
春分の日

「暑さ寒さも彼岸まで」で、ずいぶん春らしくなった。本堂隣、位牌堂前の雪もだいぶ消えて少なくなった。(写真上)
 今年も雪が多くて、大変だったが二月末から雨が降ったり、暖かい日が続いたりで一気に積雪量が減った。昨年の位牌堂前の雪(写真下)に比べると雲泥の差である。
 昨年は大雪で、一月〜三月まで裏山の七面堂での例祭が出来ず、本堂で行なかったが、今年は一度も欠かさず七面堂でできた。
 桜も早いかも。

2006年2月3日(金)
福はウチー

 前夜からの大雪にもかかわらず、節分追儺式に沢山の善男善女がお詣り下さった。午後2時からから読経、甲子前日にもあたり、大黒様のご法楽加持も執り行った。
 法要後、今年の干支「戌」の年男年女の方々と、中村総代にもお手伝い頂いて10個の枡に入った福引きくじと、2個の大バケツの豆が参加者の頭上にまかれた。参加者は風呂敷を広げて福を集めていた。
 豆撒き後は、境内に造った大きな竈(かまど)で、古い御札や正月飾りのお焚き上げ供養をし、一年の感謝をした。
  
節分追儺式

2006年1月30日(月)
久しぶりのJAZZライブ!

 28日(土)、今年初めての休日、久しぶりにジャズライブに出かけた。
黒石市に金澤英明さんと石井彰さんが来るというので慌てて前日にチケットをとった。

 二人とも日野皓正クインテットのメンバーで、中里でのコンサートに来て以来、とくに金澤さんには時々会う機会をいただいている。
 上京の折り家内とライブを聴きに行ったこともあるが、ここしばらくは忙しくて2年ほど会えずにいた。
 連絡しないで当日直接挨拶するつもりだったが、午前中に金澤さんから電話を戴き、再会を約束した。
 黒石市こみせ通りにある「こみせん」という土蔵を改造したライブ会場で7時からのライブは久しぶりに大人の時間を過ごした気分。
 主催者の「こみせ駅」の佐藤支配人から誘われ、打ち上げにも参加させて頂き久しぶりに楽しいひとときだった。
(写真の左がピアニストの石井さん、右のひげがベーシストの金澤さん、真ん中のハゲが住職です)


 

2006年1月19日(木)
吹雪の初七面様

 昨年は、大雪で正月から七面様縁日を本堂で行ったが、今年は正月だけはと七面堂で初縁日を執り行った。
 しかし、猛吹雪で前日雪掻きをした後も隠れるくらい積もってしまった。それでも、近所の方々がお詣りに来ていただいたことは有り難いことです。
 帰り道も、来た時の足跡を隠す状況でしたが、裏山の杉木立に張り付いた雪模様が面白く、お勤めを終えてからカメラを持ち出し再度七面堂まで足を運んでしまいました。
 自然の厳しさも、また津軽の楽しみです。(怒られそうですが・・・)

2006年1月3日(火)
謹賀新年

明けまして
   おめでとう
      ございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

 昨年12月上旬に降り始めた雪がそのまま根雪になってしまいましたが、ここ4〜5日は天候が回復し穏やかな元旦を迎えました。しかし、今日からは荒れ模様の様子です。社会だけは穏やかな日が続いてもらいたいものです。
 昨年末、位牌堂では恒例の御玉(三玉)供養が行われました。各家の位牌堂にそれぞれ三盛りの仏飯を供え新年を迎えます。檀家の皆さんもそれぞれお供え餅をや、お菓子、お酒などを持ってご先祖に供養してお詣りします。
 子供の頃は、この御玉をお供えする手伝いが何故か楽しみだったことを思い出します。
 (お年玉が目当てだったのかも)